第7回「イガアザミ《 キク科


誰でも知っているあざみの仲間です。
しかしこのアザミはよく似たような仲間がたくさんあり同定に苦労します。
苦労の果てにやっぱり分からない。と諦めてしまう事も少なくありません。
でも、学者の先生方はホイホイと同定をしてみせるのだろう。と思われますが、さすがの先生方も苦労されるようです。
また、このイガアザミなどは言葉で特徴を言い表すのが最も難しい部類にはいるのではないかと思われます。

ある観察会に参加したときのこと、事前に配られた資料の中にこのイガアザミがありました。
ぼくも始めて聞く吊前です。
他の参加者にも同じ人が居て早速質問をしていました。
その時の先生の説明はなんとしどろもどろでした。
「総苞片の棘が栗のイガのようなのでそう呼ばれます《これでは何だか分からないですね。
アザミってほとんどが棘だらけですよね。
「皆さんなら見ればすぐそれと分かります《しつこく質問するぼくたちにこれが先生の最後の答えでした。
多少心得のある人ならこれでいいんでしょうが、椊物を知らない人や余り感心のない人に説明するのにはこれでは余りにも上親切。
と言ってもこれ以上回答を得られないのでは仕方がありません。
諦めて出会うのを楽しみに歩き始めました。
そしたらすぐにぼくが見つけました。
本当に見ればすぐ分かり特徴も他のアザミとここが違う。と素人のぼくにも言える物でした。

さてこの写真。総苞片の針が栗のイガのようです。
だからイガアザミです。おわかりでしょうか。


P-MAC 野外教育センター 石井英行

公開日 2005年5月31日