第3回「2002年 ママチルキャンプ・プロジェクト発足!」

鈴木のぶ氏 (ラグズ)

【集合写真】みんなでキープ自然学校の前にて

「育児」は「育自」。子どもを育てることを通して、自分も育つ。子育てにいろいろな発見・楽しさがあるからこそ生まれた言葉なのでしょう。ある雑誌のキャッチコピーですがステキな言葉です。

昨年JONの通信「空へ」にも掲載させていただきましたが、乳幼児とそのお母さんを対象としたmama&children's campを、2000年11月の第一回から2001年9月の第三回まで細々と行ってきました。これまでは、その都度有志メンバーを募り、打ち上げ花火的にキャンプを実施してきましたが、2002年は正式に任意団体として発足し、継続的な活動を目指すこととなりました。

【朝の散歩】ご飯前の朝のすがすがしい時間にちょっとした散歩を楽しみました。

幼児虐待の問題、社会の狭間で育児に悩むお母さんへの応援、自然の素晴らしさや環境汚染への意識を生み出すきっかけづくりなど、いろいろな背景や意味を込めて始まったキャンプですが、関わったスタッフの一人ひとりが、このキャンプを通してへ「今、この時代だからこそ必要な活動だ」という認識をもてたことが、再スタートを切れる大きな要因でもあります。

 

 

 

【泥遊び】選択プログラムの泥遊び。子どももお母さんも、一緒に泥遊び。

新生、ママチルキャンプ・プロジェクトのコンセプトは3つです。

  1. 「自然はみんなのお母さん!」
  2. 「自分と向き合う」
  3. 「子育てはたくさんの手とたくさんの笑顔で!」

ママチルキャンプのコンセプトの1と2は、ママたちに自然体験プログラムを体験してもらうことを通して行われます。ねらいは、その時々ですが、育児のリフレッシュや、自分をみつめなおす時間、さらには子どもとの良い関係づくりへのヒントや、家族や環境へのつながりを生み出すことです。

例えば、自然体験プログラムの中では、ひととき「母」を忘れ、自然の中で思い切り遊んだり、子どもから離れて「私だけの時間」を過ごすこともあります。お母さん達にとっては、子どもと離れるワクワクと、一方で子どもと離れる不安を味わう体験となりますが、子どもと「離れること」によって得られるお母さん達の気づきは、なぜか、反対の「つながり」ばかりなのです。子どもとのつながり、夫とのつながり、自然とのつながり、家族のつながり・・・。それは、私達プログラム実施者にとっても、とても不思議な体験なのですが、とにかく、お母さん方の感受性に驚かされます。

【保育ルーム】テント出現! 子ども達にとってはまさに秘密基地

キャンプ中、その大事な時間を支えるのが保育スタッフです。保育スタッフは育児経験のある主婦から、独身女性、保育士をめざす学生、そしてパパ予備軍などさまざまです。

実は、ここにママチルキャンプの3つ目のコンセプトがあります。

それは「育児はお母さん」ではなく、「育児」にいろいろな人が関わりを持てる場をつくることです。しかも、自然の中で!子どもがいる人いない人に関わらず、誰もが子どもの未来を考えることができます。違いはもちろんあるでしょう。でも、そういう人同士が出会い、話し合いながら育児に関われる「場」というのは、とても意味があると思います。世代や立場を越えた育児への関わり。そのきっかけづくりがこのキャンプというわけです。

【宝箱】子どもだけのプログラム。自分の宝箱をもって、外へお散歩。

ママの子育て応援をひとつの軸にして、おじいちゃんもお父さんもキャンプへ参加したり、自然の中で遊ぶことができる場にしていけたら・・・と考えています。

まだ生まれたばかりの団体ですが、本年からどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

□鈴木のぶ (すずき のぶ) 氏プロフィール
教育事務所 ラグズ主宰。「体験から経験へ」をモットーに、自然体験活動、キャンプ、エコツアーに関する企画、運営、編集に携わる。

1973年7月:兵庫県生まれ
1997年3月:武蔵大学人文学部社会学科卒業
大学時代トムソーヤクラブに所属
1997年4月:有限会社ワークショップ・ミュー入社 (企画・編集・プロデュース会社) 1999年7月:フリーとして独立。ラグズ主宰

エコツーリズム研究会 事務局
日本アウトドアネットワーク (JON) 個人会員
日本アウトドアネットワーク (JON) 研修所 第1期卒業
環境教育インストラクター養成プロジェクト 第1期終了生

□団体について
団体名:Laguz~ラグズ 体験から経験へ
代表:鈴木のぶ
事務所:沖縄県読谷村
設立:1999年7月 業務内容 環境教育個人事務所 企画、運営、編集

 

次回はヤックス自然学校 橋口 和美氏です。お楽しみに!