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「再任のご挨拶」
運営委員長 石井 英行(P-MAC野外教育センター)
5月11日に行われた2010年度定例総会において、任期満了(2年間)による 運営委員の改選が行われました。
10〜11年度運営委員は、石井英行氏、小山丈二氏、佐藤初雄氏、高橋一美氏、成田裕氏、三好利和氏、藁谷久雄氏、以上7名に決定。
運営委員長には石井英行氏が再任されました。
 

運営委員長二期目のかくご
 覚悟を決めました。総会の折りにもちょっと紹介しましたが、与謝蕪村の句に「借り具足我になじまぬ寒さかな」という句があり、ぼくの心情にそっくりです。自分自身の身の丈に合わない具足、甲冑。運営委員長と言う役目。それは着ていても身体に馴染まないすきま風は入り込むようだ、と物理的、心理的な寒さを詠んだものです。まるでぼくのことのようです。運営委員長という馴染まない具足を早く脱がせてもらって寒さから逃れたいなと思っていたのでした。
 でも、覚悟しました。また一期やらねばならなくなりました。二年前にも書いたのですが、引き受けてしまうと何かをやらなければならないというプレッシャーに苛まれる性格です。運営委員長になったからしかたない、ではなく、なってしまったから〜をやらざるを得ない。と動き出す自分を知っています。
 その前に、二期目を引き受けよう、と思った経緯を書かせて下さい。
 皆さんもご存じのように、ぼく自身の次に佐藤初雄氏、そして今年の冬に丸茂氏の伴侶が亡くなりました。伴侶ばかり続けて三人ですから。色々と思わないわけにはいきません。 お別れの会に参列するあいだ、八年前、妻が逝ったときの前後のぼくを思い出していました。あの頃のぼくはひどいものでした。(実は余りおぼえていないのですが)その行状や発言は数え上げたら切りがないほどめちゃくちゃだったのではないでしょうか。喪ってからしばらくのあいだ何となく言動、行動が定まらなかったのです。そして一年ほど過ぎた頃でしょうか、ある日、何があったというわけではないのですが心の中の霧が次第に去って行くような感じが訪れた時のことを覚えています。そして、そんな時、久しぶりに運営委員会に顔を出しました。いや、皆に会いたいと思いました。家族でも仕事の場でもなく、紛れもなくJONの喧噪の中にいたい。と思ったのでした。そして、その渦中で何かから解放され吹っ切れて行く自分自身を感じていました。JONによって助けられたのだと、あの日あの特有の喧噪によってはっきりとした眩目を覚えたのだったなぁー。こんな思いを抱きながら会場を出、あの冷たい雨の中を帰ったのです。
 さて今回の運営委員の改選を迎えるに当たってあの雨の日の思いと、今後のJONの事がない交ぜになりました。口幅ったい言い方ですが、だとしたら、借りを作ったままでいることは出来ません。誠に短絡的ですが「じゃあもう一期だ。やれ!と言われるなら引き受けよう」という気持ちがどこからか降って湧いたようです。だから、やりますもう一期。寒さに震えつつプレッシャーに苛まれつつ自分自身の役割を考えてみようと思います。
 もう二年どうぞお付き合い下さい。

石井 英行(P-MAC 野外教育センター)

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