第69回「ミヤマスミレ」

《ミヤマスミレ スミレ科》

前回はヒナスミレでしたが、今回はミヤマスミレ。そっくりではないか。と言われてしまいそうです。その通りでまったくよく似ています。これともう一つフジスミレというのがありこれも又よく似ています。実は写真の花を見つけたときはフジスミレだと思ったのです。「フジスミレは群馬県と栃木県の接する日光から足尾山地に産する」と図鑑の解説にあります。これを見つけたのは山梨県と長野県の境あたりでしたので、すわ隔離分布か。と思ったのでした。もしそうなら大発見だぞ。とも思ってみたのです。なぜならこの写真の物は下を向いた花弁の模様の様子が見慣れているミヤマスミレとはすこし違いました。普段見慣れているのはもう少しツートンカラーでして、中の方がもっと白っぽいのです。いや、ぼくが初めてみて覚えた物がそうであったのかも知れませんが、紫の色ももう少し濃かったようにも思ったのです。

でも図鑑で調べますと間違いなくミヤマスミレなのです。ちょっとガッカリしましたが素人にそんなに簡単に大発見など出来るはずもありません。 でも、スミレの仲間は奥が深いなと益々愛おしくなります。フジスミレを見つけに日光あたりへ行ってみたいと思っているところです。

前回のヒナスミレとの違いは明かです。花の中を覗いてみて下さい。ヒナスミレは毛がはえていましたが、こちらは毛がありません。それにすこし花弁もヒナスミレの方が広く大きいようです。

P-MAC 野外教育センター 石井英行