第40回「イソギク」

《イソギク キク科キク属イワインチン節》

節まで書かせてもらった。キク科の花はとてつもなく多いのでキクを表現するときにはどうしてもこうなる。単にキク科とするとタンポポだってセイタカアワダチソウだって仲間ということになるので「キク」のイメージを鮮明にするために長々しく記した。イワインチン節の特徴はキク属のなかで舌状花ではないということ。に尽きるかもしれない。

時々花屋さんで見かけるので園芸品だと思っている人が多いようだが、れっきとした野生種だ。関東近辺の海岸にしかないのでその他の地域の花屋さんに出回ることが多い。新潟県にスキーで出かけたとき農協の売店に置いてあったので驚いたことがある。寒い季節にどうやって育てたのだろうか不思議でならなかった。その時想像したのは伊豆あたりの暖かい地方から根っこごと盗掘して持ってきたのではないかと言うことだった。しかし真実はわからない。

伊豆七島へ行けば海岸のいたるところに咲いているので珍しくもないのだが崖の縁だったりするので意外と写真が撮りにくい。この写真はその島の一つ神津島で撮影した。関西にはよく似たシオギクというのがあるらしいのだがまだ見たことはない。関西方面(四国)に行くということは山に登りに行くということなので海岸の植物はどうしても見逃してしまう。いつか温泉旅行が出来る身分になったら海岸あたりを探してみようと思う。

 

P-MAC 野外教育センター 石井英行