第10回「オキナグサ」

かつては日本の至る所に見られた花ですが今ではすっかり姿を消してしまい野山で野生のオキナグサに出会えるところは少なくなりました。この写真、実は群馬県富岡市のオキナグサ復活実行委員会と称する人たちが栽培したもので、その人たちが植栽をしている宮崎公園というところで撮ったものです。

この日たまたま植え込みのボランティアをしたという人に出会いました。彼の「ああ、また減ってる」という声を聞いて話しかけたのですが、「ここからはいつも減ってしまうけれど、町(庭の)の中には増えているからな」と笑っていました。いやな話しなのか、 笑ってしまっていい話しなのかうまくスタンスが取れず困惑しました。盗掘は絶えないのですね。

そう言えば我が家の玄関先に置いていた花が植木鉢ごと消えたことがありました。持っていった人は花を美しいと思って眺めているんですかね。花によって癒されているのでしょうか。いやはやです。

 

P-MAC 野外教育センター 石井英行