第7回「JONミーティングを終えて」

今回で30回目を迎えたJONミーティング並びに総会は、2005年5月19日 (木) 国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて行われ、無事に終了いたしました。

総会に先立って行われたミーティングでは、最初に講演 I が行われ、NPO法人ECOPLUS代表理事の高野孝子氏に、「英国の野外教育事情」と言うテーマでお話いただきました。

スライドを交えてのお話はとても興味深く身を乗り出して聞き入りました。中でも野外・環境教育の取り組み方は、歴史的な課題を抱えながらも、組織的にも運営的にもはるかに先を歩んでいるようです。ただし、どんなに素晴らしい活動であっても、また運営のあり方であっても、参考にはなってもそのままの形をわが国に持ち込んでうまくは行かないというお話が強く印象に残りました。

やはり、日本の歴史や文化、気候風土、生活習慣、をきちんと把握しながら、わが国 (地域) なりの環境教育のあり方を積み上げていくことが大切ではないだろうかと感じました。

次に、わがJONのメンバーである、NPO法人国際自然大学校 桜井義維英氏より、「指定管理者制度について」。つづいて、野外教育事業所ワンパク大学 三好和好氏「旅行業法の一部改正」。トムソーヤクラブ 小山重行氏より「個人情報保護法」についての情報提供が行われました。時間の関係で深く伺うことは出来ませんでしたが、ポイントを抑えてお話いただきました。このような情報提供がJON会員・並びにメンバーの日々の活動に積極的に活かされることを強く願っています。

休憩の後に行われた講演 II では、弁護士の早川修氏 (野田総合法律事務所、第二東京弁護士会所属) による、「アウトドア事業者のリスクマネージメント」というテーマで、実際に起きた事故の弁護活動を通じての具体的なお話には迫力と共に、事故を起こさない(防ぐ)ためには、日々どのようなことに気を配り計画し、訓練することが必要なのかを話されました。

また、われわれアウトドアに関わる一人ひとりが『事故は絶対におこさない』という信念と対策を講じる事についても熱く語りました。具体的なお話と共に説得力のあるお話に、会場全体が飲み込まれていたような気がいたしました。また早川氏はJONへの入会も希望されていて、後に行われた懇親会においてめでたく承認されました。

次に本日のメインである。2005年度の総会が行われ、全ての議案が了承されました。続いて会場をいつもの場所、参宮橋上海飯店に移して、行われた情報交換会は、これまたいつもにも増して多い、40名を超える参加者で上へ下への大騒ぎでした。全国から集まったと言えば大袈裟になりますが、かなりの広範囲から集まっていただき、夜のふけるのも忘れ、いろいろな情報交換がおこなわれました。どうしても一極集中になっている今日の動きの中で、全国各地で自分のポリシーを大切にしながら活躍されている皆さんのお話はやはりJONのパワーを大きく感じたひと時でした。

 

JON運営委員長 中能孝則 (日野社会教育センター)